2020/10/13 23:42
イラストレーターで作った正面の完成図です。
最初はラフ画でデザインしたり実際の革でフリーハンドで作ったりもしていますが、最終的に出来上がりのイメージを見るために、こんな感じで完成図のイメージを描いたりしてます。
こちらは様々な角度から見て美しいデザインを目標にした「折って作る。」シリーズのシンボルデザインです。
実際に日常で使用するとお財布を正面からまじまじと見る機会は少ないので、普段の使用の中で見る、いろいろな角度を楽しめるようにデザインしています。
こちらは今後、製作予定の折って作るロングウォレットの新作です。内装は全く同じデザインでフタのデザインを変更してよりカジュアルなデザインを予定しています。こちらも斜めのラインを上手く活用して今までにないデザインに仕上げようと思います。
細かい微調整で10回以上書き直す事もあります。
実際に製品にしてみると立体感が出て絵で表すのとは雰囲気が違う場合もあるので、製品にしてからボツになるのは良くある事です。
とは言え使い込むとまた雰囲気が変わるので、ある程度使い込んだ時が1番良いと言える物を作るのが理想です。
シンボルデザインの方は新品の状態だとフタの右側が少しだけ浮いているのですが、使い込む事で沈みます。これだけでも印象が少し変わります。
また財布に中身を入れて膨らんだ状態でのバランスが1番良い様に考えてデザインする様にしています。もちろんこれに関しては使い方次第でもありますが。
一つのデザインを書き上げるのはとても時間がかかります。
しかし、どれだけ時間がかかろうと、納得のいく作品が出来上がる事に意味があると思います。
どの様なデザインでも好き好みや、似合う似合わない等の主観もあります。折って作るシリーズをより多くの方に知っていただく為に2作目も作ってみようと思います。