2021/03/25 15:21
より良い経年変化をお楽しみいただく為に是非参考にしてみて下さい。
① 中身を綺麗に収納しておく。
実は経年変化を美しくさせる為には1番重要なポイントです!
天然鞣しの革は長期の使用でクセがつきやすく、形状を記憶していきます。その為、整理して綺麗に収納しておく事で型崩れせずに美しい経年変化をしていきます。
②こまめなブラッシング。
ブラッシングは汚れを落とし、ツヤを出すのに効果的です。汚れは層になり徐々に落ちにくくなっていきます。
隙間に溜まってしまうホコリなどを落とすのにも効果的です。
指紋や汚れが気になる段階で、こまめにブラッシングしていただくととても効果的です。
馬毛のブラシがオススメです。
③オイルアップ。
オイルを入れるタイミングは使用頻度や使い方等の状況により大きく違いが出ます。
実はオイルの塗りすぎが1番良くないです。コシがなくなり、オイルのベタつきで汚れを吸着しやすくなってしまう場合があります。
目安としては、半年〜1年以上使用していて、表面が乾燥している、カサついた触り心地ならオイルが足りていない状況です。明らかにツヤが出ていて小傷なども目立たない状態であれば、オイルを入れる必要はなくブラッシングのみでのお手入れで充分です。
良く分からない場合は使用から約1年で革の表面に薄く全体に馴染ませるように塗って下さい。
※当店の革はオイルを元から多く含んでいる革が多いので、オイルは塗りすぎないようご注意ください。送料はお客様ご負担ですが、メンテナンス無料ですので、お気軽にご連絡下さい。
④ポケットorバッグ
とても違いが出る重要な部分の一つとして、衣類のポケットで使うかバッグで使うか。です。
ポケットでの使用は、摩擦や圧力がかかりやすいので、ツヤが出やすくクセがつきやすいです。その代わり革へのダメージは大きいです。特にズボンのバックポケットはクセ付けや艶出しには効果的ですが、座った時などに硬い物を踏んでしまった場合のダメージやズレてしまった状態でのクセ付けは型崩れの原因になります。
バッグでの使用は革へのダメージは少ないですが、ツヤが出難く、クセがつくのに少し時間がかかります。厚みが出やすく経年変化はしずらいですが、長く使用するには適しています。
・最後にまとめ
中身を入れすぎずに綺麗に収納する。(型崩れさせない為には1番重要。)
ブラッシングはこまめに。
オイルは入れすぎない。
ポケットかバッグで経年変化に大きな違いが出る。
少しマニアックな話になりましたが、天然革の革製品は使い方次第で、かなり差が出ます。
お手入れで何か不明点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。